皆さんこんにちは!

 
ラグビーW杯の決勝、イングランドが負けて残念です。

でも、日本が大会を通じて立派にホストを務めたのは、ちょっと誇らしいですね。

イギリスでもすごく褒められてますよ!

 
さて。

「週末旅行のススメ」でもお話ししましたが。

パイント君はこれまで、30ヶ国以上の国に訪れたことがあります。

そのうちの多くがヨーロッパ内です。

 
ロンドンから週末を利用してヨーロッパ旅行するとしたら。

鉄道やバス、フェリーを使って行き帰りできる国は、せいぜい

アイルランド、フランス、ベルギー、オランダ
くらいでしょうか?

これらの国々を含めても、飛行機で移動する人が多いと思います。

 
その際に気になるのが、空港から街中へのアクセスですよね?

空港というのは何しろ、辺鄙なところにあるのが相場。

 
成田空港は、都心からの遠さで悪名高いですが(約60キロ)。

これレベルの空港は、ヨーロッパにもなくはありません。

例えば、ミラノのマルペンサ空港

市内まで約50キロも離れています。

 
また、「ロンドンの空港はヒースローだけじゃない!」でご紹介したロンドン6空港のうち。

都心から50キロ以上離れている空港は、何と3つ(ルートン、スタンステッド、サウスエンド)もあります!

 
じゃあ折角ってんで、空港周辺を散策しようとする人はまずいないでしょう。

空港を出たら、とっととホテルに直行するはず。

それで、電車やバス、トラムを乗り継いでホテルに到着した時点でぐったり…。

下手をすると、不覚にも眠ってしまうかもしれません。

 
特にフライトの到着時間が午後だと、その日は何もできない、なんてことになってしまいます。

 
しかしクルマがあれば!

ホテルにチェックインする前に、空港から直接、目当ての観光地1つくらいは行けます。

国際空港であれば、大抵はレンタカーが借りられるはず。

街中で借りることも可能ですが、返却のことを考えると、やはり空港がベターです。

公共交通機関+徒歩のデメリット

パイント君はもちろん、公共交通機関と徒歩の組み合わせを下に見ているワケではありません。

基本的に、旅行先では歩きまくりです。

ホテルに着いたら、まずは近所を散策して街の雰囲気をゆっくり味わうようにしています。

 
そして、早朝の散歩は欠かせません。

フラッと立ち寄ったカフェで、朝イチのエスプレッソと洒落込む…みたいな。

 
しかし、公共交通機関+徒歩だけだと、以下のようなデメリットがあります:

何をするにも時間がかかる

→週末を利用したシティブレイクでは、これは致命的。

単純に疲れる

→さすがに歩ける距離は限られていますからね〜

近くに駅や停留所がない場所への移動に不利

→ホテルや目的地が駅や停留所から離れていると、それだけで疲労倍増

諦める

→行きたくてもクルマじゃないと無理な場所にあると、諦めるしかない

道中で荷物を増やせない

→歩きながら荷物がかさばるのは辛いし、危ない

 
しかしクルマがあれば、以上の問題はほとんど解決します!

すなわちメリットとなります。

レンタカーの他のメリット

レンタカーはさらに、他の以下のようなメリットもあります。

国境を簡単に越えられる

→ヨーロッパ大陸は基本的に陸続き。

クルマなら、いとも簡単に国境を越えられます。

例えば、フランスのカレー(Calais)でレンタカーを借りたとすると、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクは楽勝です。

ドイツも何とかなりそうですよね。

 
また、クロアチアのスプリト(Split)でレンタカーを借りたときは。

海岸沿いを走って気に入ったビーチに片っ端から入ったり、

ボスニア・ヘルツェゴビナに入り込んだり。

ついでだ!ってんで、モンテネグロに足を伸ばしたりもしました。

 
 
鉄道だと、もうちょっと計画的に動かないと、時間的にも体力的にも無理ですよね?

時間の制約が少ない

→始発や終電、ダイヤを気にしなくていい。深夜にホテルに戻ってきたっていいんです。

店に入らなくても座れる、仮眠ができる、なんなら車中泊も可能

→クルマというのは、小さな部屋が移動しているようなものなので。

どこかに駐めて休憩しようが、眠ろうが、何か食べようが構わないワケです。

ドアのロックはお忘れなく。

レンタカーのデメメリット

一方、レンタカーを借りる際は、以下のようなデメリットも考えられます。

お金がかかりそう

→特に一人だと、レンタカー料金とガソリン代、高速道路料金の負担が大きそう!

駐車場の確保

→駐車場を探すのは面倒だし、ホテルや観光地で駐車場代がかかる恐れがある。

慣れない土地での運転

→イギリスとアイルランド以外のヨーロッパ諸国は左ハンドルだし、英語以外の標識が読めないのは怖い。

万が一事故を起こした場合は、対応する自信がない。

ちゃんとガソリンを入れられるか不安。

盗難

→ヨーロッパは自動車ドロボーや車上荒らしが多いって聞きますよね。

店舗が空港の敷地内にない

→パイント君の経験上、空港にシャトル便が迎えに来て、郊外のレンタカー屋に連れていかれるケースが結構あります。

カーナビをオプションで付けないと、返却時に店舗に戻るのは至難の技です。

カーナビがないなら、スマホは必須

ヘタすると飛行機に乗り遅れるので、これは本当に注意して下さいね!

実は高くない

上の「お金がかかりそう」に関してですが。

実を言うと、ヨーロッパではレンタカーは決して高くありません

デフォルトは今でもマニュアル車で、AT車は若干値段が高い傾向にあるものの。

日本と比べると、圧倒的に安いです。

日英レンタカー料金を比較

では、日本とイギリスの典型的なレンタカー料金を、ほぼ同じ条件で比較してみましょう。

共に11月7日午前10時〜11月10日午前10時の丸3日間で、

似たような車格のAT車を検索してみました。

 
日本はトヨタレンタカー東京駅八重洲口の出発・返却。

車種はカローラ・アクシオかパッソ、ヴィッツの「P1クラス」です。

 
3日間で2万円前後ですね?

 
一方、イギリスは代表的な「バジェット(Budget)」というレンタカーチェーンで、

ヒースロー空港の出発・返却。

車種は「エコノミー」のオペル・コルサか、「コンパクト」のフォード・フォーカスです。

(比較しやすいように、円表記を選んであります)

 
こちらは3日間で1万円強

 
…いかがですか?

経験上、トヨタレンタカーはかなりリーズナブルだと思いますが、

料金はバジェットの約2倍ですね!

 
もちろん、ガソリン代はかかりますけど。

懐はそれほど痛まないと思いませんか?

高速道路はタダ同然

あと、気になる高速道路料金ですが。

日本のバカ高い高速代に慣れている身からすれば、

タダ同然
です。

 
イギリス国内旅行であれば、高速道路は文字通りタダ!
 
マンチェスター近郊で一部有料区間があったり、

ロンドン郊外の「ダートフォード・クロッシング(Dartford Crossing)」という橋を渡る際は2ポンド取られますが、大した金額ではない。

 
ドイツのアウトバーンは今や、有名な速度無制限区間がネットワーク全体の半分に満たないと思いますが。

料金は相変わらず無料です(外国籍車両への課金を検討中)。

 
ベネルクス(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)やデンマークなども無料

 
フランスやイタリアは一部区間が有料だけど、これまた日本と比べれば冗談みたいな値段です。

 
もちろんガソリン代はかかりますが(しつこい笑)。

その利便性を考えれば、鉄道などの公共交通機関と比較検討する価値は十分にあります!

最大のご利益は「2つの目線」

普段運転する方には釈迦に説法ですが。

クルマに乗ると、徒歩とは全く違う目線で見ることができます。

 
目指す観光ポイントが郊外にあっても、クルマがあればピンポイントで行けるので、時間の節約にもなります。

 
何より、気軽に寄り道ができるのが楽しい。

思わぬ隠れスポットに偶然出くわしたり、

行きに目を付けておいたオシャレなカフェに、帰りに寄ってみる、なんてこともできます。

 
道に迷ったら迷ったで、それもまた楽し。

 
一方、ホテルの周辺や街中では、できるだけ歩くようにすると。

 
このように、クルマと徒歩をうまく組み合わせることで

「2つの目線」
が得られ、

(良くも悪くも)その国や都市を多角的に見られるようになるのです。

 
「プチ旅行に行ったけど何だか物足りなかった」

「ネットで見た通りで、特に感動はなかった」

「お目当てのスポットが点在していてあまり行きたかったところへ行けず、フラストレーションが溜まった」

というような方は。

 
レンタカーを借りて「2つの目線」を持てば、次の旅行はもっと満足感を得られることでしょう。

ぜひ試してみて下さい♪

 
なお、運転免許証については、

「イギリスで運転する方法」

を是非一読されることをオススメします。

 
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!