皆さんこんにちは!

パイント君です。

 
最後の難関である空港での入国審査を無事パスすれば、正式にイギリスへの入国・滞在が認められたことになります。

おめでとうございます!

 
短期の観光以外の方は、これからいよいよイギリス生活が始まることになりますなっ!

 
で。

 
「視察のススメ」

 
でも推奨しましたが、やる気?のある人は視察旅行の時点で

 
「もしイギリスに移住するとすれば、どこに住もうかな?」

 
と言う目線でウロウロしながら、シミュレーションされたことと思います。

 
今回は、いよいよ本番ですね!

 
ロンドンに住む場合は、まあ9割以上の人が「フラット」に住むことになるかと。

フラットとは、要はアパートのことです。

物件の種類については、また詳しく説明しますね。

衣・食・住で最も重要なのは?

さて、「衣食足りて礼節を知る」と言いますが。

 
海外に住む際に衣・食・住で最も重要なのは、圧倒的に「住」!

 
これがパイント君の意見です。

 
着るものと食べものは何とかなります。

しかし、とにかく住む場所を確保しなければ、何も始まりません。

地に足がつかないというか、旅行者気分のまま何となく日々が過ぎていきます。

(観光目的の人はそれでもいいワケですが)

 
知り合いの家などに泊まらせてもらえるなら別ですが、イギリスは特にホテル代が高い。

最近はAirbnbとかあるけど、それでも、

 
どこかに定住しないと、ものすごいスピードでお金が減っていきます。
 
そこで、イギリスの不動産事情(基本的にロンドンしか分からないのでロンドンの話になります。ただ、他の地域でも応用はきくと思います)と、住む家を効率良く探す方法をシェアしますね。

 
ただ、あくまで自分の意思で渡英する人向けですので、駐在員の方は余り参考にならないかもしれません。

はっきり言って、駐在員の方は家賃補助があるなど、非常に恵まれています。

 
ここでシェアする情報は、パイント君のように自力でイギリスで生きていく人のためのものが中心となります!

まずはエリアを決めよう

まずは住みたいエリアの目星を付けましょう。

渡英してから最初の数日間は、地下鉄やバスなどを活用しながら、精力的に歩き回るといいです。

そうすれば各エリアの大体のイメージや距離感がつかめるし、公共交通機関のネットワークやクセを徐々に把握できるようになります。

 
ロンドンに住む以上、地下鉄バスは必須アイテム!

 
特にバスの充実度は、東京をはじめとする日本の大都市の比ではありません。

皆さんご存知の、あの真っ赤なやつです。

2回建てのものは、「ダブルデッカー」と呼ばれます。

(公共交通機関については、別途ご説明します)

 
渡英前に下調べをしておけば、最初からある程度エリアを絞り込めるので、効率的です。

ロンドンは欧州の都市としてはケタ違いに広いので、是非とも事前にいくつか候補を挙げておきたいところです。

 
そしてピックアップしたエリアに実際に行ってみると。

日本の雑誌などで伝えられているイメージを抱いて、期待に胸を膨らませながら歩いてみると、現実とのギャップの大きさにガクゼンとすることも多いでしょう。

また、たとえ気に入ったとしても、フトコロ事情などから断念せざるを得ない場合も出てきます。

そうやって徐々に折り合いをつけていって、現実的なエリアの候補を第3希望ぐらいまでに更に絞り込みます。

エリア決めのファクター

そしてエリアを絞り込む際の条件ですが、以下のようなファクターが考えられます。

 
ロンドンならではのファクター
まずは

・ゾーン(Zone)
修造ではありません(えっ?)。

高速道路M25号線の内側とほぼ一致するグレーターロンドン(大ロンドン)は、

「ロンドン・フェア・ゾーン」

といって、公共交通機関の料金に応じ、中心から外に向かって同心円状に1から6までに区分けされています(下のマップ参照)。

東京の山手線のような、地下鉄サークル線のちょっと外側までが「ゾーン1」。

その周りが「ゾーン2」で、ヒースロー空港は「ゾーン6」です。

当然、外側に行くほど家賃が安くなります。
ただし、中心部からの運賃は逆に高くなるので、物件探しの際は重要なポイントとなります。

このマップは、一生で最も頭に刷り込まれる地図になること請け合いです(;^_^A

 
(ロンドン交通局より引用)

ちなみに、パイント君はずっと「ゾーン2」に存在しておりまする。

 
・エリアが特定の人種に偏っているか
ロンドンは人種のるつぼです。

地下鉄やバス、街角で聞こえてくるのは外国語(英語ではないという意味)ばかりで、学校や職場、店員も外国人だらけ。

イギリス人と出会うのが難しいほどです。

これはマジです!

 
しかも特定の人種に偏っているエリアに住めば、日本で抱いていたイメージとかけ離れたものになります。

例えば、

西部のハウンズロー区はインド系

北部のハーリンゲイ区はトルコ系

が多く、

東部のタワーハムレッツ区はバングラデシュ系

南部ランベス区はブラック系

が多いといった具合です。

 
最近はポーランド系の人々が増え、インド系を抜いて最大コミュニティーを形成しています。

 
人種が偏ったエリアは貧困層が多く住む地区もあるので、治安にも影響してきますが、一概には言えません。

富裕層が住む地区と隣り合わせの場合も多いからです。

 
なので、治安が心配な人はエリアだけでなく、

実際に物件がある「ストリート(通り)」と、

そこから最寄り駅・バス停までの雰囲気を重視して下さい。

 
人種だけで可能性を排除すると、リーズナブルな家賃で住むことができなくなりますからね。

そして、できれば昼間も夜も様子をチェックします。

 
・周りに日本人が多いかどうか
上に近いファクターですが。

日本人は、日本人が多く住むエリアに住みたがる人と、距離を置きたがる人と極端に別れます。

自分が駐在員かどうかにも左右されますが。

特にお子さんがいる場合は教育が重要になってきますから、大きなポイントになるかもしれません。

 
英語漬けにしたい人は、エリアよりも、むしろ誰と住むかの方が重要でしょうね。

 
でも、やたらと日本人だけで固まったり、日本人だからといって無闇に避けるのは考えものです。

ロンドンでは年齢の壁から解放されて、日本では考えられなかった年齢層や立場の人と知り合いになれます。

貴重な情報を教えてくれたり、心の支えになってくれる日本人が現れるかもしれません。

なので、せっかく異国にいるのですから、

どの人種とも分け隔てなく「フラットに」付き合うようにすればいいと思います。

 
ちなみに、日本の駐在員が多く住むエリアは、

フィンチリー(Finchley)、アクトン(Acton)、セントジョンズウッド(St John’s Wood)、ゴルダーズグリーン(Golders Green)、ウィンブルドン(Wimbledon)
などです。

いずれも割と“ポッシュ”(Posh=高級な、上流の)なエリアで、会社から家賃補助が出なければ、住むのは容易ではありません。

 
・近くに公園はあるか
特に日本の大都会に住んでいた人の大半は、はっきり言って公園のことなどあまり考えてこなかったのでは?

しかし、一旦ロンドンに住むと、公園という存在が身近に感じられるようになります。

世界の対都市の中で、ここまで自然が多いのは稀でしょうね。

 
パイント君は前述の「ゾーン2」とそこそこの都心に住んでいますが、

半径500メートル以内に大小含めて10ヶ所以上の公園があります。
(小さいのも日本なら立派に公園と呼ばれるレベルの広さですが、イギリス人にしてみれば「空き地」でしょうな)

これ以外にも「フットパス」と呼ばれる散歩道や運河などが数多くあり、きっとあなたも散歩やピクニック、芝生での昼寝が大好きになります。

 
ロンドンでは少しでも天気が良くなると、どこからともなく半裸状態の老若男女が公園にワラワラと集まってきます笑

壮観です。

 
日本と共通のファクター
・治安。上で説明した通り、「ストリート」レベルでも判断して下さい。

・駅やバス停から近いか。

・(該当する人は)学校や職場からの通勤時間。

・近くにスーパーやコンビニはあるか。

・近くに病院はあるか。→はっきり言ってあまり重要ではない。(別の機会に説明します)

…などなど。

物件探しは情報戦

運よくロンドンに知り合いがいれば、積極的にその人から情報を仕入れましょう。

誰もが苦労する分野なので、必ず助けてくれるはずです。

 
不動産探しは結局、情報戦です。

条件の良い物件は一瞬にしてなくなるので、スピーディーに動くことが大切です。

 
もちろん、全ての条件を兼ね揃えている物件など存在しませんから(安い物件であればなおさら)、

優先順位をつけて何かを犠牲にしなければなりません。

何を優先すべきかは、経験者に聞いたり、内見を繰り返すうちに段々と分かってきます。

 
とにかくガッツです!
 
 
…それでは、今回はここらで。

脱サラ、海外移住、フリーランスを目指している方をはじめ、皆さんのお役に立てば幸いです。

 
次回は、具体的な物件探しについてお話しします。

お楽しみにっ!

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。