パイント君です。
ブレグジットが迫っていても、相変わらず人気のイギリスです♪
さて、海外移住ともなれば。
それが英語圏であろうとなかろうと、ある程度の英語力は身に付けたいところです。
イギリスと日本は結構似ている
いきなり話はそれますが、イギリスって結構、日本と似てるんですよ。
世間では、ドイツと似ているなんて言われますが。
パイント君は、その意見には全く同意できません。
イギリスの方が、よっぽど近いです。
まず、地理的な観点から。
ユーラシア大陸を挟んで、左右対称の島国であること。
共に国が大きく4つに分かれること。
– イギリス=イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド(↓下の地図)
– 日本=本州、北海道、四国、九州

そして、イギリス人はヨーロッパ大陸のことを「ヨーロッパ」と呼ぶ。
「自分らだってヨーロッパ人だろっ!」とツッコミたくなるところですが。
われわれ日本人だって、アジア大陸のこと「アジアはさ〜」みたいに言いません?
これぞ島国根性!笑
な・の・に。
同じ島国であるイギリスと日本が、どうして全く異なる歴史をたどったのか?
それは、
イギリス人が「よっしゃ海を越えようぜっ!」と決意して七つの海を制覇した
のに対し
日本人は「海に囲まれてるし、とりあえず鎖国しちゃおっかー」と内向的な生き方を選択した
だけ。
パイント君は勝手にそう推測しております。
結果的に英語は世界中に広がり、日本語はニッチな地位にとどまったと。
超乱暴な珍説ですが、当たらずとも遠からずではないでしょうか?
英語と日本語も結構似ている
で、言語的な観点ですが。英語と日本語は、実は
「結構似ている」
のですっ!
「…あのねー」
「ウソこけ!語順だって真逆だろうがっ!」
「発音が違い過ぎるだろ」
ひー
勘弁して下さい!
「結構」
って言ったじゃないですかー\(;゚∇゚)/
ちょっと説明させて下さい。
日本語が難しいとされる理由の一つに、
漢字の読み方に「音読み」と「訓読み」がある
ことが挙げられると思います。
日本はその昔、当時の先進国である中国から文字(漢字)を輸入したワケで。
大雑把に言うと、
– 中国起源の言葉が「漢語」。それをそのまま(あるいは近い音で)発音したのが「音読み」。
– 日本固有の言葉が「和語」。それに似たような意味の漢字を無理やり当てはめたのが「訓読み」。
確か学校で習いましたよね。
(厳密には「和製漢語」ってのもありますが、ここでは省きます)
具体的な例を挙げると、
名詞なら
-食物(しょくもつ)=音読みの漢語
-食べ物(たべもの)=訓読みの和語
ほかにも、「歩き」と「徒歩」、「旅」と「旅行」など。
動詞なら
– 開始する=音読みの漢語(漢語+する)
– 始める=訓読みの和語
ほかにも、「比べる」と「比較」する、「望む」と「希望する」など。
「開始する」と「始める」の2つを比べると、漢語である「開始する」の方が少し堅苦しく、ややフォーマル感が強いです。
「食物」の場合は、「食べ物」よりもアカデミックで科学的な匂いがします。
やはり中国サマから輸入した外来語の方が正式で格上、と言う感覚が今でも続いているのではないでしょうか?
ついでに言っちゃうと、上の例にはそれぞれ
– フード=外来語
– スタートする=外来語
なんていう第3の言い方があったり。
これは、中国から輸入した漢字からさらに派生したカタカナを使い、
近現代の先進国であるイギリス・アメリカから輸入した言葉を拝借しちゃった例。
中国語のフォーマル感に対して、「モダン感」「おしゃれ感」の方が優勢でしょうか?
とにかく
どんだけ輸入好きなんだよ
ってこと笑
時代によっては、ポルトガルやオランダ、ドイツ、フランスなどからも頂いちゃってますが。
日本語というシステムの中で英語がますます増殖しまくってるのは、ご存知の通り。
この傾向は、ますます加速するのではないでしょうか?
であれば、カタカナ経由ではなく
最初から英語で覚えちゃえば?
というのがパイント君の意見。
でも、難しく考える必要はありません。
「英語なんて、たかが言語じゃんか! 俺(私)なんか日本語話せるぞ!」
みたいな舐めきった態度で行きましょう。
「ビーフとカウ」事件
あれ?何の話だっけ?
ああ、英語と日本語は結構似てるって話か。
これまでクドクドと日本語の二重構造といいますか。
和語+訓読み VS 漢語+音読み
という対立の構図について説明してきました。
パイント君は、
実は、英語も似たような感じかも?
と考えているのです。
そのキッカケとなったのが、
「ビーフとカウ」事件
「ソレイユ」事件
「洋楽転向」事件
「世界史」事件
です笑
なぜ、そんなワケのわからない話をするのか?
それは、
英語に苦労している皆さんのハードルを下げる
のが目的ですっ!
英語という荒海に揉まれて、流されたり溺れたりするのではなく。
うまく乗り切って自分のものにするには、
パターン認識をして
頭の中を整理し
できるだけ省エネで行く
のが大切かと。
その意味で、英語を日本語と比較することは、一つの手助けとなります。
なので、しばらくお付き合いくださいませm(_ _)m
…あれは遠い昔、小学校低学年の頃でした。
ある午後、学校から帰ると、母親から
「今夜はビーフカレーにする?」
と聞かれたのです。

「うん」と答えたパイント君は、もちろん前にも家でビーフカレーを食べたことがありました。
でも、ビーフってそもそも何だっけ?
と思い、母親に聞いてみたのです。
「ビーフは牛肉。英語で牛さんの肉のことよ」
あーなるほど。牛の肉かー。
その日はそれで終わり。
別の日、父親とお風呂に入っているとき、あるパッケージに目が止まりました。
「COW」と書いてある赤い箱です。
石鹸が小さくなってきたので、父親が新しい石鹸を用意していたのです。
そう、永遠の名作、牛乳石鹸の赤箱!笑


パイント君は父親に尋ねました。
「シーオーダブリュー(それくらいは読めたのです)って何?」
「これは”カウ”って読むんだよ。牛のことだよ」
あーなるほど。牛のことかー。
あれ?
ビーフも牛じゃなかったっけ?(こっちは「肉」だけど)
父親いわく。
「牛乳が採れる牛がカウで、牛の肉がビーフだよ」
「ふーん。何かめんどくさいね」
「ちなみに、豚さんの場合はピッグとポークだよ。ポークが豚肉」
「あー、ピッグは知ってる。ポークも聞いたことあるけど、豚さんの肉なのかー」
何気ない親子の会話ですが、この「ビーフとカウ」の件は、幼いパイント君に強烈なインパクトを与えたのです。
「ソレイユ」事件
それから数年後。あれは小学校3年生か4年生の頃だったでしょうか。ヒーロー番組やアニメのエンドロール、新聞の折り込みチラシ、街角の看板などに異常な関心を示す
「観察者」
と化していたパイント少年。
例によってチラシを見ていると、「ソーラーパネル」という言葉が目に飛び込んできました。
「ソーラーって何?」
父親いわく
「太陽の光のことだよ。屋根にパネルを置いて太陽の光を集めて、そのエネルギーで電気を作るんだ」
「へー。でも太陽って英語で”サン”じゃなかったっけ?」
「おお、よく知ってるじゃないか。詳しくは分からないけど、英語では”太陽の”って言うときは、”ソーラー”にするっていう決まりなんじゃないの?」
「ふーん」
そして後日。
チャリンコで近所を徘徊していると、「ソレイユ」という喫茶店がオープンしたことに気づきました。
家に帰るやいなや、早速この件を家族に報告。
「”ソレイユ”って何?」
「確か、フランス語で太陽のことじゃなかったかなー」
と父親。
あれ?
「ソレイユ」って、「ソーラー」に似てない?
しかも両方とも太陽に関係ある言葉だっ!
よく分かんないけど、英語とフランス語は親戚なのかもな。
リビングに置いてある地球儀を回すと、2つの国は確かに近くにあるね…。
…長くなったので、今回はこれまで。
次回は第3の「洋楽転向」事件についてお話をした後、
なぜ英語は日本語と結構似ているのか
その根拠についてさらに詳しく解説していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

